RSK とEthereum ブロックチェーン間のトークン・ブリッジ
RSK とEthereum 間のトークン・ブリッジはERC20 トークンの双方のネットワーク同士をクロスさせるのを可能にします。このようにコントラクトクリエーターのユーザーは他のネットワークへのトークンをクロスし、またそのトークンによって低料金で安全なネットワーク、そして必要に応じたコンセンサスモデルを利用することができるようになります。
仕組み
ブリッジによってユーザーは、ネットワーク間でERC20互換トークンを移動させることができます。トークン・ブリッジDaap を用いてこれを実行してください! 本来のトークンは元のチェーン上のブリッジ・スマートコントラクトによってロックされています。ブリッジはイベントを放出し、federation がイベントに情報を取り込んで他のチェーン上のブリッジに送ります。federates の1 プラス1/2 が同じトランザクションに投票した時点で、他のチェーン上のブリッジが、元のチェーンのトークン送信先アドレスのアカウントの他のチェーン上にロックされているのと同じ数量のERC777 トークンを生成します。ERC777 トークンはERC20 互換ではあるものの、さらなる機能を付加し、トークンを燃焼させるERC20 バグを回避します。
相互運用性
RSK にはすでにBTCを含む双方向ブリッジがあり、これによってビットコイン保有者はそのBTCをクロスさせることができるとともにRSKでそれらを使用してスマートコントラクトと相互作用させることができます。これでトークン・ブリッジはEthereum からRSK へのトークンのクロスを可能にします。 これにより、2つの大規模ブロックチェーン・ネットワーク間の相互運用性を可能にするドアを開くことができます。これでビットコイン保有者はそのBTCをRSKに移動させ、Ethereumからクロスされたトークンを購入できます。
レイヤー2 エンパワーメント
トークン・ブリッジのもう1つの利点は複数のネットワーク上に同一のトークンを保持できることです。SWARM 、Oraclizeその他の多くのソリューション同様に、レイヤー2 ソリューションは多くのネットワークにおいて支払として同一のトークンを受領できます。ステーブルコインによって最小化されたボラティリティとともに、レイヤー2 ソリューションには新たなスケーラビリティと標準化決済機能が備わっています。
分散化へ向けての次のステップ
最初のバージョンのトークン・ブリッジはfederated ですが、最終形ではありません。 ブリッジ・コントラクトは、open zeppelin sdkを用いてアップグレード可能なコントラクトとして構築されています。 RSK はトークン・ブリッジをトラストレスで完全分散型に変革しようと計画しています。このため、スマートコントラクトは、FlyClient paper適応のSmart Hawk paper に従い、他のチェーン上でイベントが発生したのを確認します。
他の参考情報
FAQ https://developers.rsk.co/tools/tokenbridge/faq/
testnet: https://testnet.tokenbridge.rsk.co/
mainnet: https://tokenbridge.rsk.co/
Daap の使用方法: https://developers.rsk.co/tools/tokenbridge/dappguide/
ドキュメンテーション