Wasabi v1.0.0 概要:RSK の今後のネットワーク・アップグレードについて知っておく必要があること

数週間前にお知らせしましたが、RSK ネットワークはブロック番号1,591,000 でネットワーク・アップグレードを計画しています。そして、日時は2019年7月31日水曜日が予定されています。
ネットワーク・アップグレードとは?
ネットワーク・アップグレードとはプロトコル・コンセンサス・ルールに対する変更のことで、所定のブロック番号で実装されます。従って、係る変更を順守いただける場合、新規のクライアント・バージョンにアップグレードしたうえでネットワーク・アップグレードを有効にしてください。そうしないと、最新ではないノードが不適合チェーンにとどまることになります。
アップグレードするには?
RSKj ノードをダウンロードし、Wasabi v1.0.0. にアップデートした時点でアップグレードが有効となります。本リリースは当社のGithub repoで公開されています。
Wasabi v1.0.0 に組み込まれる変更とは?
本バージョンに含まれる変更内容のリスト(一部):
- 新たな状態内部データ構造(Unitrie)で、重要な性能と保管の改善を行います。
- 新たなオペコードがRSK 仮想マシン(create2、shr、shl)に含まれます。
- 新たなRSK ネイティブ・コントラクト(blockHeader、getBTCTransactionConfirmations 等)。
- 新たなトランザクション・デバッグrpc 手法(debug_traceTransaction)。
- セキュリティの向上およびバグの修正。
Wasabi 1.0.0 マイルストーンにて紹介されている変更の完全なリストをご覧いただけます。
バージョン1.0.0 リリースのsha256 サム:f67d4da176110b0b06e0684ecc5a341db189d17885c31ad8c0fe14992ab4f2f8 rskj-core-1.0.0-WASABI-all.jar詳細については、Reproducible Build ガイドをご覧ください。
Wasabi 1.0.0 へのアップグレード時に私が考慮すべきことはありますか?
知っておいていただきたい重要な事項が1つあります。ノードの内部データベース構造が本リリースでは変更となっていることから、初回の実行時、データベース移行プロセスが実施されます。これは1回限りのプロセスで、所要時間は最長で15分です。プロセスの結果についての情報が画面に表示されますので、ご確認ください。
本バージョンについての問題の報告方法とは?
Wasabi 1.0.0. の実行時に生じる問題について当社にお知らせいただくことが大切です。当社のGitter コミュニティにてお知らせいただくか、あるいは、Github レポジトリに直接トピックを作成してください。
セキュリティの脆弱性の報告方法とは?
セキュリティ関連の問題については、security@rsk.coにご連絡いただくか、当社のバグ発見奨励プログラム(bug bounty program)経由でお知らせください。時間と手間をかけてRSK プラットフォーム強化に寄与していただいたセキュリティ専門家、ソフトウェア開発者、ハッカーの方に対しては報酬を付与いたします。
その他の質問
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RSK についてまだ詳しくお知りでない場合、当社の開発者ポータル(developer portal)にて、RSK プラットフォームへの関与方法を確認いただけます。